Nara BLOG

病気の知識、対策、予防法等書いています。基本的に難しい内容を噛み砕いてわかりやすく要約した内容になっています。

熱中症対策やっていますか?油断禁物ですよ。

みなさんこんにちわ、奈良岡です。

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今日は熱中症について記事にしていきます。

ほんとこの暑さたまりませんねぇ。。まだ5月ですけど、九州はもう日中30℃越えですよ。w

 

 

 

 

目次

 

 

 

 

熱中症とは

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熱中症」とは暑い環境で生じる健康障害の総称です。

めまいやふらつきなど熱中症の初期症状に気付いたらすぐ休むべきですが、もともと体調が悪いために頭痛や倦怠感を感じている方は、熱中症になっていても気付かないことがあります。また熱で意識がもうろうとしてきて、自分の状態を判断できないまま急に意識を失う場合もあります。

 

 

 

 

 

熱中症になりやすい人

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・高齢者

高齢者は体温調節機能が低下しているため、体に熱がこもりやすくなります。また、暑さやのどの渇きを感じにくくなるなど、体が出しているSOS信号に気づきにくくなっています。

 

・子ども
小児や乳幼児は、体温調節機能が未発達です。特に汗をかく機能が未熟で、体に熱がこもりやすく、体温が上昇しやすいのです。

 

・脱水状態の人
汗は血液中の水分と塩分から作られます。
下痢や二日酔いなどで脱水症状の人は、熱中症の危険が高くなります。

 

・体調不良の人
疲労や風邪などで体調不良の時は、体温調節機能が低下しています。

 

・運動不足の人
運動をしているときは、比較的温度が低くても熱中症になることがあります。特に運動不足の人。

 

・肥満の人
肥満の人は、皮下脂肪が体内の熱を逃がす効率を妨げるので、体内に熱がこもりやすく熱中症への危険が高くなります。

 

・暑さに慣れていない人

暑さに対する体の適応は、温度の変化よりも遅れます。暑さに慣れていない人や、暑くなりはじめの時期に熱中症の発生が多くなります。

 

 

 

 

 

熱中症の種類

 

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<熱失神>

皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、脳への血流が悪くなることにより起こります。

 

特徴

・めまい
・一時的な失神
・顔面蒼白
・脈は速くて弱くなる

 

 

<熱痙攣>

大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分(ナトリウム)濃度が低下した時に、足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こります。

 

特徴

・筋肉痛
・手足がつる
・筋肉がけいれんする

 

 

<熱疲労>

大量に汗をかき、水分の補給が追いつかないと、身体が脱水状態になり熱疲労の症状がみられます。

 

特徴

・全身倦怠感
・悪心・嘔吐
・頭痛
・集中力や判断力の低下

 

 

<熱射病>

体温の上昇のため中枢機能に異常をきたした状態です。意識障害(応答が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がみられたり、ショック状態になる場合もあります。

 

特徴

・体温が高い
意識障害
・呼びかけや刺激への反応がにぶい
・言動が不自然
・ふらつく

 

 

 

おすすめの熱中症対策

 

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まずは水分、塩分をしっかり補給しましょう。

 

のどがかわいていなくても、こまめに水分をとりましょう。高齢者はのどの渇きが自分ではわかりずらくなるので特に。

スポーツドリンクなどの塩分や糖分を含む飲料は水分の吸収がスムーズにでき、汗で失われた塩分の補給にもつながります。

塩分を過度にとる必要はありませんが、毎日の食事を通してほどよく塩分をとりましょう。大量の汗をかくときは、特に塩分補給をしましょう。ただし、かかりつけ医から水分や塩分の制限をされている場合は、よく相談の上、その指示に従いましょう。

 

 

 

食事と睡眠はしっかりと!

 

通気性や吸水性の良い寝具をつかったり、エアコンや扇風機を適度に使って睡眠環境を整え、寝ている間の熱中症を防ぐと同時に、日々ぐっすりと眠ることで翌日の熱中症を予防しましょう。

しっかりとした睡眠をとり、丈夫な体をつくりましょう。体調管理をすることで、熱中症にかかりにくい体づくりをすることが大切です。

 

 

気温と湿度の調節

 

扇風機やエアコンで室温を適度に下げましょう。過度の節電や「この程度の暑さなら大丈夫」とガマンしてはいけません。

衣服を工夫して暑さを調整しましょう。衣服は麻や綿など通気性のよい生地を選んだり、下着には吸水性や速乾性にすぐれた素材を選ぶとよいでしょう。

 

 

日差しをさける

 

ぼうしをかぶったり、日傘をさすことで直射日光をよけましょう。また、なるべく日かげを選んで歩いたり、日かげで活動したりするようにしましょう。

 

直射日光は体で活性酸素をつくる原因にもなります。活性酸素はガンなどの生活習慣病に9割以上関係しているということですので、注意しましょう。

 

 

汗をかくという体作り

 

夏になると入浴せずシャワーで済ませる方が多いですが、絶対にダメです。

汗をかく汗腺が弱ると体の体温調節機能が低下し、熱が体にこもりやすくなります。

ぬるめのお湯でしっかり入浴しましょう。入浴後の水分補給も忘れずに。

 

 

 

 

最後に

 

この記事を書いたのには理由がありまして、

今日営業中に先週お会いして元気にされていたお客様が、救急車で運ばれているのを見ました。

麦わら帽子を被っていたので、多分草むしりをされていたんだと思います。

先週お会いした時はひ孫が産まれたと嬉しそうに話されていて、まだまだ長生きしたいと言われていた矢先の出来事だったので、

その後そのお客様がどうなられたのかはまだわかりませんが、とても心配です。

 

熱中症はしっかりと予防していれば必ず防げる病気ですので、みなさん本当に注意して下さいね。

 

 

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今日は以上。