世界平均寿命1位は日本!!その理由。
みなさんこんにちは、奈良岡です。
今日は日本がなぜ世界一の長寿国になれたのかについて、まとめていきたいと思います。
目次
世界平均寿命ランキング1位
2018年にWHO(世界保健機関)が発表した世界平均寿命で堂々の1位に輝いた日本。男女の平均寿命は84.2歳でした。
日本人の食生活
和食
和食は、日本の伝統的な食文化であり、一汁三菜を基本に、新鮮な食材が素材そのものの味を活かしながら、多様な方法で調理されていることから、栄養のバランスが非常に優れているものです。
しかし、伝統的な和食が食生活の中心にあった時代では、脚気や各種の栄養欠乏症に悩まされ、短命な人が多かったという歴史があります。つまり、現代の日本の健康長寿を支えているのは、伝統的な日本食というよりは、現在の多少アレンジされた日本食であることが考えられます。
脂肪摂取量が少ない
先進諸国中で脂肪摂取量が飛び抜けて少なく、米飯を中心としてた炭水化物の摂取が多くなっています。
脂質をとりすぎると、特に運動不足の場合にはエネルギーのとりすぎになります。とりすぎたエネルギーは体脂肪として蓄積されるため、肥満やメタボリックシンドロームの原因となります?
大豆製品の摂取が多い
日本人は、豆腐や納豆、味噌などの大豆製品の摂取が多く、これらは動脈硬化の進行を防ぐには理想に近い食習慣です。
他にも大豆には、糖尿病、脂質異常症、がん、骨粗鬆症、更年期障害などを改善する多くの作用があるとされています。
アルコール摂取量が少ない
日本人はアルコールを解毒する酵素の働きが弱い人が多く、それ故にアルコール摂取量が欧米人より少ないという事です。
ちなみに2016年「アルコール消費量ランキング」
1位.ベラルーシ
2位.リトアニア
3位.チェコ
…
59位.日本
という事で、日本人があまりお酒に強くないという事がこの結果からもわかりますね。
高齢者の運動量
日本人は高齢になっても社会参加を続けていることで運動量を保つことが出来ています。
国民の体力を向上させるという共通意識や精神を持っているため、いずれの日本人も体力を維持するという意識を持ち、ある程度の努力を行っています。
わたしの家の近所の公園でも、毎日グランドゴルフ大会が行われています。みなさん和気あいあいと笑顔で運動されています。
温泉旅行
日本の高齢者は旅行が好きで、特に温泉に入ることを好む。
温泉は温熱作用や浮力と水の抵抗、静水圧、含有成分による直接的効果により様々な効能が期待できます。
日常生活で乱れた自律神経を整え、免疫系を本来の生体リズムに整えることが期待できるとされ、大変効果的です。
遺伝的要因
白人の祖先は暑さと皮膚癌を引き起こす紫外線に耐えられず、黒人の祖先は寒さに耐えられませんでした。黄色人種(モンゴロイド)だけが極寒の北極圏に住むイヌイットからアマゾンの熱帯雨林地帯に住むインディオまで、あらゆる環境に適応し生き残ってきました。
この適応力の高さが現在の日本人の長寿命につながっているのかも知れません。
医療制度の充実
私たち日本人は、体調が悪くなった時にいつでも医療機関に行き、窓口で加入している健康保険の保険証を提示すれば一定の自己負担で必要な医療を受けることが可能です。
これを私たちは当然のことのように思っていますが、世界各国では公的医療保険制度は大きく異なります。
諸外国においては、医療費はすべて自費という国もあります。その場合、民間が運営する医療保険(社会保障)に加入し、必要な医療をまかなわなければならなくなります。このような国では、貧富の差が大きくなるため、貧困層は健康に対して気遣うことができず、病気に気づいた時には重症化しているということも多いそうです。
こうした医療制度の充実が、日本国民全員の平均寿命を底上げし、結果として世界トップクラスの長寿国となっていると考えられます。
まとめ
これからもどんどん伸びていくであろう、日本の平均寿命。
現在30歳のわたしは、何歳まで生きるのでしょうか。気になりますねぇw。
あっ最後に1つ豆知識を。
厚生労働省が毎年発表している平均寿命とは 年齢別死亡率をもとに、各年齢の男女があと何年生きられるかを示す平均余命を算定したものです。したがって、今現在産まれたばかりの0歳児の平均余命が平均寿命にあたるという事です。
すなわち、2018年の平均寿命が84.2歳という事は、2018年生まれの子供が平均84.2歳まで生きるでしょうという数値なんです。
勘違いしやすいポイントですので、覚えておいて下さい。
今日は以上。