Nara BLOG

病気の知識、対策、予防法等書いています。基本的に難しい内容を噛み砕いてわかりやすく要約した内容になっています。

それその鼻水、風邪じゃないですよ!?春先に急増<副鼻腔炎>

みなさんこんにちは、奈良岡です。

 

今日は春先に多い副鼻腔炎(蓄膿症)について書いていこうと思います。

なぜなら僕が今副鼻腔炎だからですw

 

 

 

 

副鼻腔炎とは

 

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副鼻腔炎とは、副鼻腔の内面をおおっている組織の炎症です。副鼻腔炎には「急性」と「慢性」の2種類あります。蓄膿症とも言いますが、基本的には正式な医学的用語ではなく、古くから使用されている「俗名」です。

 

急性と慢性の大きな違いは「急性」の状態では主にウイルスや細菌が原因であり、これらが副鼻腔に感染し、炎症を起こすことで、「副鼻腔炎」が起こります。
それに対して「慢性」の状態では、副鼻腔が炎症を起こし、中に溜まった膿が排泄できなくなることで炎症が悪化し、それが原因でさらに膿が溜まるという悪循環に陥った状態を指します。

 

 

 

 

症状・期間・発症原因

 

 

急性副鼻腔炎

 

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<症状>

 

・鼻水が膿性、頬部痛、発 熱などの急性炎症症状


・加えて、鼻閉、鼻漏、後鼻漏や感冒症状(風邪症状)

 

 

<期間>

 

1ヶ月未満
(1ヶ月以内に症状が消失)

 

 

<発症原因>

 

主な発症要因は、ウイルスや細菌であり、これらが副鼻腔に感染し、炎症反応を起こすことで、様々な症状が出てきます。

急性期のこれらの症状が改善しない場合、副鼻腔に膿が溜まり、その中の炎症物質がさらに炎症を引き起こします。

 

 

 

慢性副鼻腔炎

 

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<症状>

 

・鼻閉、鼻漏、後鼻漏、咳嗽などの呼吸器症状が3ヶ月以上持続するもの

・頭痛や頭重感などの随伴症状も

 

 

<期間>

 

3ヶ月以上。

 

 

<発症原因>

 

症状が治まらず慢性期に入ると、ウイルスや細菌の感染が主ではなく、この膿が原因になってきます。

膿が排出できず、炎症が悪化し、更に膿溜まる、という負のスパイラルにより症状が慢性化し、慢性副鼻腔炎となります。

 

 

 

 

早めに医療機関を受診しましょう。

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早期に病院を受診し、処方された抗菌薬を飲むなど、適切な治療をすれば多くは治ります。しかし、放置したり、まれに治療してもなかなか治らず長引いて、慢性化することもあります。通常、1カ月未満で治るものを「急性副鼻腔炎」、3ヶ月以上かかるものを「慢性副鼻腔炎」と呼んでいます。慢性副鼻腔炎になると、鼻の中に「鼻茸(はなたけ)」というポリープができることもあります。
慢性副鼻腔炎の場合は、急性副鼻腔炎のものとは別の抗菌薬を少量ずつ長期間飲むという治療が行なわれますが、それでも治らない場合は、手術になります。全身麻酔で両側の鼻を一緒に手術し、一週間くらい入院するというケースが一般的です。

また、副鼻腔は目や脳の位置にも近いため、ごくまれにではありますが、ものが二重に見える「複視」や視力低下、失明などに至ったり、髄膜炎や、脳の中に膿がたまる「脳膿瘍」などの病気を併発することもあります。首が曲げられない、気分が悪くて食事が取れないといった症状が見られたら、こうした重篤な合併症を起こしているおそれがあります。
そのような事態に陥らないよう、風邪が治らずにドロドロの鼻水が出始めたら、できるだけ早めに医療機関を受診しましょう。

 

 

 

 

 

最後に

 

風邪をひいたとき、なかなか治らず、鼻水がだんだん濁ってドロドロになってきたという経験はありませんか? 実はそれは風邪でなく副鼻腔炎かもしれませんよ!

 

実際自分もなってみて、とにかく鼻と目がずっと痛いです。仕事なんて出来る状態じゃなくなります。

 

みなさん、絶対ならないように!w

 

 

 

今日は以上。