Nara BLOG

病気の知識、対策、予防法等書いています。基本的に難しい内容を噛み砕いてわかりやすく要約した内容になっています。

暑さ、湿気が悪影響!?梅雨と病気の関係

みなさんこんにちは、奈良岡です。

 

今日も少し早いですが梅雨に向けての体調管理・対策について記事にまとめていきます。

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もくじ

 

この記事を読むメリット

 

日頃から胃腸の機能が弱く、冷え症であまり食べないけれども、水太りしやすく、汗をよくかき、また肝機能が悪く、いつも疲れやすい人は是非備えをしておいた方がよいと思いますので、この記事を読んで早めの対策をしてみて下さい。

 

 

 

梅雨時期に体調が悪くなる理由

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梅雨時期の不調の最も大きな原因は、「自律神経の乱れ」によるものです。自律神経とは、自分の意思とは無関係に働く神経のこと。体が活動しているときに働く「交感神経」と、リラックスしているときや睡眠時に働く「副交感神経」の2つです。自律神経は、血管や内臓の働き、食べ物の消化・吸収、肺呼吸、体温調整や免疫、ホルモンなど、体のあらゆる働きを調整しています。

 

自律神経とお天気は密接に関係していて、雨の日のように低気圧になると、副交感神経が強く働きます。梅雨時は天候が変わりやすいから、気圧や気温が急激に変化しますので、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなってしまうんです。

 

 

 

梅雨時期に起こる体調不良

 

主に代表的な3つの症状を解説していきます。

 

 

頭痛

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頭痛にはいろいろな種類がありますが、低気圧といった気圧の変動を受けやすいのは片頭痛です。脳内では、環境をはじめ、精神的、肉体的なストレスを受けると、セロトニンという神経伝達物質が大量に放出され、脳の血管が収縮して血流が悪くなります。セロトニンが出尽くして代謝されると、今度はその反動で逆に血管が異常に膨らむのです。脳の血管の周りには、三叉(さんさ)神経が張り巡らされているため、血管が異常に膨らむことで三叉神経が圧迫され、その刺激で脳が興奮して片頭痛につながるのです。低気圧は、セロトニンの分泌量を不安定にするため、頭痛を起こしやすいのです

 

 

 

対策

 

まずは温度・湿度をきちんと管理すること。

雨の日にはできるだけ気圧や気温、そして湿度の変化に影響を受けないよう、冷暖房や除湿器によって室温や湿度をコントロールするとよいです。雨の日の頭痛は気圧の変化が大きな要因となるため、室内の気圧を一定に保ったり、外出を控えめにしたりすることも有効です。

 

 

 

 

 

倦怠感

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梅雨時期は低気圧の日が続き、自律神経が乱れやすく、身体がだるくなりがちです。気温の急激な変化、高い湿度、日照不足などの複数の天候ストレスに仕事のストレスも加わり、普段よりも自律神経の働きが乱れやすくなるのかもしれません。さらに、血めぐりが悪くなって疲労や肩こりなどの不調があらわれやすくなることも。

 

 

対策

いろいろな方法がありますが、おすすめなのは「香り」を効果的に使うこと。アロマオイルを焚いたり、アロマキャンドルを灯したり、ルームスプレーを使ったりしてみて下さい。ミントなどすっきり系の香りもいいけど、自分が好きで心地良くなる香りが一番です。

あとは適度に体を動かすこと。ストレッチやヨガなど、場所を取らないような運動もおすすめ。ペットボトルを使った筋トレやスクワットも、室内でできます。じっとしているよりも、体を動かしたほうが心が落ち着きますし、逆に疲れが取れます。

 

 

 

 

 

ぐるぐる回転するような目眩

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回転性のめまいは、頭に要らない水分があることによって起きます。雨や湿気の多い環境になると、更に悪化します。それは何故かというと、人間には不感蒸泄といって、気道や皮膚からも水分が蒸散していて、呼吸や会話によっても、身体から水分が蒸発していくのですが、湿度が上がると蒸発しにくくなるため、身体にある水分がうまく逃げていかなくなるからです。

 

 

対策

小脳のトレーニン
右利きの人は右手を前にしっかり伸ばし、親指を立てます。左手の人差し指は顎に当て、頭を動かさないようにします。その状態で伸ばした右手を左右に30度づつ動かして、目は右手親指の爪を追いかけます。目を動かすことで小脳を鍛える方法です。目で追いにくい場合は動体視力が低下しており、小脳の機能の衰えが考えられます。


三半規管(耳)のトレーニン
右利きの人は右手を前に伸ばし、親指を立てます。首を左右に30度ずつ振りながら、右手の親指の爪から目を離さないようにします。このトレーニングで目が外れやすい場合は、その方の三半規管の機能が低下している可能性があります。

慣れないうちは1~10まで数えながら、できるようになったら20まで増やして、2つのトレーニングを1セットにして朝と夜に行います。続けていると再発予防やふらつきの予防にも効果があり、セルフケアにおすすめです。

 

 

 

 

最後に

 

今年(2019年)は雨が多い年になるそうです。梅雨が長引いて体調不良が続き、体にストレスをためる生活が続くと、また別の病気になる可能性も出てきます。

早めの対処が肝心ですので、みなさん是非やってみて下さい。

梅雨に負けないように!

 

 

 

 

今日は以上。

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