Nara BLOG

病気の知識、対策、予防法等書いています。基本的に難しい内容を噛み砕いてわかりやすく要約した内容になっています。

なったら最後!?知覚過敏に要注意!!

みなさんこんにちわ、奈良岡です。

 

今日はあまり聞きなれない方も多いと思いますが、「知覚過敏」について書いていきたいと思います。

 

 

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知覚過敏なんて老人のなる病気でしょ?なんて思っている方多いみたいですが、あるインターネット調査では「はじめて知覚過敏の症状を感じた年齢平均22歳」という結果が出ています。

ちなみに現在30歳のわたしも1年前から治療中です。

 

いつも言っていますが、なってしまってからでは遅いですので、この記事を読んでしっかり予防してみて下さい!

 

 

 

目次

 

 

 

 

歯の構造

 

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歯はエナメル質象牙セメント質の硬い組織(硬組織)からできています。歯が口の中に露出している部分を歯冠、歯冠より下の部分を歯根といいます。

 

エナメル質
歯冠部の表面を被っている人間の身体組織の中で最も硬い組織です。ものの硬さを1~10段階に分けたモース硬度という指標でみると、水晶(モース硬度7)と同じくらいの硬さがあります。でも、酸に簡単に溶けてしまうという弱点があります。


象牙
エナメル質、セメント質の内側にあり、歯冠部から歯根部までの歯を形づくる組織です。モース硬度は5~6でエナメル質よりも柔らかく、酸に溶けやすい組織です。象牙質には象牙細管という細い管が通っていて、管の中は組織液で満たされています。


セメント質
歯根部表面を被っている組織で、歯根膜によって歯槽骨と結合しています。モース硬度は4~5で人間の骨と同程度の硬さです。


歯髄
一般に神経と呼ばれる組織で、神経線維のほかに血管やリンパ管などが通っています。
象牙質に栄養を補給しています。
 

 

 

知覚過敏とは?

 

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知覚過敏とは、歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物、甘いもの、風にあたった時などに歯に感じる一過性の痛みで、特にむし歯や歯の神経(歯髄)の炎症などの病変がない場合にみられる症状を言います。

 

 

知覚過敏の原因

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歯の最表層にあるエナメル質は削っても痛みを感じることはありません。象牙質はその内層にあり、また根部ではエナメル質がなく全層が象牙質でできています。象牙質は器具でこすったり、冷たいものや熱いもの等に触れると、その刺激は内部の神経に伝達されて、歯は痛みを感じます。つまり象牙質は痛みを感じる部分です。

通常、象牙質はエナメル質に覆われているので、こうした痛みを感じることはありませんが、極端に冷たいものなどではエナメル質の上からでも温度が内部の象牙質に伝わって、歯が痛みを感じることもあります。しかし、様々な理由で象牙質が露出すると、刺激が神経に伝達されやすくなり、知覚過敏が生じるようになります。

象牙質が内部の神経にまで刺激を伝えるのは、象牙質の中にある無数の小さな管状の構造物があることによります。この小さな空隙は加齢などにより、少しずつ塞がってくることもあります。このような場合には知覚過敏は起きません。したがって象牙質が露出している時には必ず知覚過敏が起きるということではありません。

 

 

 

 

知覚過敏の予防法

 

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セルフケア(自分自身で行う予防)


歯をみがくときには、以下の4つに気をつけましょう

1.力を入れすぎないようにしましょう


2.歯ブラシを大きく動かさないようにしましょう


3.歯肉退縮が起きている場合、歯の根元付近のプラークをていねいに取り除きましょう


4.知覚過敏予防歯みがき剤を使いましょう


知覚過過敏予防歯みがき剤に入っている薬用成分が、露出した象牙細管の入口をふさぎ知覚過敏を予防したり、症状を和らげます。

 

 

 

プロケア(歯科医院で行う予防・処置)

 


症状が続くようであれば、早めに歯科医院に相談し、適切な処置と指導を受けましょう
歯科医院で行う処置には次のようなものがあります。

 

フッ化物塗布をすることで、象牙質の再石灰化を促進して象牙細管の開口部の狭窄・封鎖を促進する。
象牙質の表面にコーティング剤を塗布したり、レジン充填を行うことで刺激を遮断する。


原因となるかみ合わせを調整する。

 

 

 

 

 

知覚過敏予防の為の適切な食事

 

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正しいお口のケアとは別に、知覚過敏を防ぐには、栄養バランスの良い食事を摂ることを考えましょう。

私たちの食習慣のうちの一部は、エナメル質に直接ダメージを与えてしています。それには低酸性の飲食物を摂りすぎることが、大きく関わっています。 食物中の酸性pHは、摂取してすぐにエナメル質を弱くします。そのため、低酸性の飲食物を摂ったときは、歯磨きの前に少なくとも1時間は間をあけましょう。

そして歯磨きの代わりにマウスウォッシュを使いましょう。マウスウォッシュは歯に残った食べ物や非常に甘い飲み物に含まれる糖分を取り除くのに役立ちます。

正しい順序で食べることによって、甘いお菓子のダメージを軽減することができます!最初にエナメル質を壊すものを食べ、それからカルシウムやフッ化物に富んだものを食べるのです。とりわけ、牛乳や乳製品、魚、玉子、それにカカオも良いです!

 

 

 

 

最後に

 

 

実際自分も1年前ぐらいから毎月歯医者に通っていますが、一向に良くなる兆しが見えません。w

いやある程度は治っているんですけど、やっぱり痛い時が月に1.2回はあります。

歯医者に行く手間とお金が単純に勿体無いですので、みなさんなる前に予防をしっかりして下さいね。

 

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今日は以上。