味覚障害ってよく考えたら怖くないですか??しっかり予防しましょう。
みなさんこんにちわ、奈良岡です。
今日のテーマは「味覚障害」についてです。
味覚障害が起きると、食欲がなくなって栄養不足になったり、味付けが濃くなって塩分や糖分をとりすぎたり、健康に多大なる影響を及ぼします。怖いですよねぇ。
まず毎日の食事が味なしなんて、自分には耐えられません!!
しっかり予防しましょう!
味覚障害とは?
簡単にいうと、味がわからない、味が薄く感じるなど、味覚の低下や異常によって生活に支障が出る状態です。
症状が進行すると、塩辛さや甘みが強いものを食べ過ぎて、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を誘発する恐れがあります。 また、食事に対しての楽しみがなくなり、慢性的な栄養不足になる場合もあります。
味覚障害の原因
味覚障害は、味を感じる仕組みが何らかの原因でうまく働かなくなることで起こります。主な原因はこの6つ。
1.亜鉛不足
偏った食生活によって食事からとる亜鉛の量が不足すると、舌の表面にある味を感じる細胞(味蕾・みらい)の新陳代謝が十分に行われなくなるため、味覚障害があらわれます。
味覚障害の原因で1番多いのは、亜鉛不足からだと言われていますね。
2.加齢
加齢とともに味を感じる感覚器の機能が低下することによる味覚障害が増えています。近年では60歳代から70歳代をピークに味覚障害を訴える人が増加し、65歳以上のいわゆる高齢の患者さんが味覚障害の約半数近くをしめる状態になっています。
3.嗅覚の低下
風邪などで鼻詰まりを起こしているときに、食べ物の味が分からなくなることがありますよね?これは、味覚と嗅覚が密接に関係していることによります。口と鼻から味とにおいの情報が脳に送られ、一つに統合されることによって風味を味わうことができるので、嗅覚が低下しているときは味覚障害が起きやすくなります。
4.舌の異常
舌の表面には、舌苔(ぜったい)という白い苔のようなものが薄くついています。これは舌の細胞がはがれたものや食べ物のかす、細菌、白血球の残骸などが堆積したものですが、疲れたりストレスが強いとき、風邪などで高熱が出たときに厚くなったり、色が変わることがあります。舌苔が厚くなったり、色が変わると、舌の違和感や味覚障害があらわれます。
5.薬の副作用・ガンの治療
降圧薬や精神疾患薬、鎮痛・解熱薬、抗アレルギー薬、消化性潰瘍治療薬など、多くの薬が味覚障害の原因となります。また、がん化学療法を受けている人の3~5割に味覚障害があらわれ、吐き気や食欲不振をともなう例が多くみられます。頸部から頭部にかけてのがんで放射線治療を受けている人の場合は、そのほとんどに味覚障害があらわれ、唾液の分泌の減少や口の中の痛みをともないます。
6.関連のある疾患
味覚障害を招く疾患には、貧血や消化器疾患、糖尿病、肝不全、腎不全、甲状腺疾患などがあり、味覚を伝達する神経経路が異常をきたすことで味覚障害を起こす疾患には、顔面神経麻痺や脳梗塞・脳出血、聴神経腫瘍、糖尿病などがあります。
味覚障害になったら
1.亜鉛を摂取しましょう
味覚障害になってしまったら、まず亜鉛を十分に取ることからはじめましょう。
亜鉛は、貝類のカキやアサリ、カタクチイワシ、チーズなどに多く含まれています。食事で十分取れない場合は、サプリメントや亜鉛製剤で補う事もオススメです。
亜鉛には味覚障害の改善以外にも、免疫力の向上や抗酸化作用、鬱などの精神疾患にも効果があると言われています。積極的に摂取しましょう!
2.食事はよく噛んで食べましょう
加齢とともに唾液の分泌も減少していきます。唾液は食べ物を分解し、味を感じやすくする役割をもっていますので、分泌量が減ると、食べ物の味がわかりにくくなってしまうのです。
これを予防するために、食事はよく噛んで食べましょう。よく噛む事により唾液腺が刺激され、唾液がたくさん出てくる仕組みになっているからです。
よく噛んで食べると味覚障害だけでなく、認知症の予防や肥満予防にもなるといわれていますので、一石三鳥ですね。
3.喫煙を控える、出来れば禁煙しましょう
喫煙すると味を感じる器官に変化が起こり、味覚が鈍るため、食事が自然とおいしく感じられなくなります。自然と味付けの濃いものを食べるようになるので、生活習慣病になる可能性もアップします。
なので、なるべく喫煙は控えるようにしましょう。「タバコをやめたらご飯がおいしくなった!」って、よく聞きません?これ本当みたいですよ。
まとめ
まとめですが、味覚障害は発症して6カ月以上経過すると、治療も長引き、治りにくくなると言われているそうです。
とにかく早めに対処することが大切ですね。
毎日味のしないご飯なんか食べたくないですもんね。自分は無理です。
しっかり予防しましょう。
今日は以上。