あなたの子供は大丈夫??肥満を知る為の計算式を公開します。
みなさんこんにちわ、奈良岡です。
今日は「子供の肥満[小児肥満]」についてまとめていきます。
小児肥満の原因
小児肥満は、遺伝要因に次の3つの生活習慣要因が加わることで引き起こされると考えられています。
1.食習慣
朝食の欠食、脂質の過剰摂取、外食(特にファストフード)の増加、清涼飲料水の過剰摂取、食卓の環境(孤食、孤食、偏食、過食)などが影響していると考えられています。完全に現代病ですね。w
2.運動習慣
子供の遊びが外遊びから室内でのゲーム中心の遊びへと変化しており、学校以外で運動する子供の割合は減少し、運動不足の子供が増加している事も原因の1つです。
わたしの住む地区の中学校の部活動は、完全週休2日制になっているようです。子供の運動量はこれからも減少傾向にあるでしょうね。
3.睡眠習慣
子供の生活リズムが夜型に変化しており、就寝時間が遅くなる傾向にあります。しかし、学校の始業に合わせて起床しなければいけないため、睡眠時間は減少し慢性的な睡眠不足の状態に陥っています。
ローレル指数計算式
お子さんが見た目ではなく、医学的に肥満かどうかを判断するためには、「ローレル指数」という計算式を使います。
[ローレル指数計算式]
体重[kg]÷(身長[cm]×身長[cm]×身長[cm])×10,000,000
この式を計算して出てきた数字を、以下の5段階と照らし合わせてみましょう。
・痩せすぎ = 100以下
・痩せぎみ = 101〜115
・標準 = 116〜144
・太りぎみ = 145〜159
・太りすぎ = 160以上
もしお子さんが「太りぎみ」「太りすぎ」に該当していたら注意信号。
次にご紹介する子どものダイエットを成功させる方法を試してみましょう。
子供のダイエットを成功させる方法
まず子どもの肥満が気になっても、無理にダイエットを行うのはやめましょう。子どもは体が成長している途中。その時期に過剰なダイエットを行ってしまうと、発育が止まってしまったり、体調を崩してしまうことがあります。
ゆっくり無理のないように時間をかけて行うという事が鉄則です。
1.食事の時間は規則的に
食事の時間は朝が7〜8時、昼が12〜13時、夜が19〜20時が標準だと言われています。食事の時間がこの時間からずれてしまうと、お腹がすく時間もずれ、太りやすい「夜10時以降」や「寝る前」に食事をすることも増えてしまいます。食事の時間はできるだけ規則的にしてあげましょう。
2.子供自身が変わりたい(痩せたい)という強い気持ちを持つ
ダイエットはお子さん本人が変わりたいと強く思わなければ絶対に成功しません。親が一生懸命働きかけていても子供が反応していないケースがよくありますが、そのような間はまだダイエットする時期ではありません。お子さんが何らかの問題意識を持った時が親の出番です。しっかりとサポートしてあげましょう。
太らない体をつくる運動編
これは大人も同じですが、ダイエットするためには「太らない体」を作ることが重要です。太らない体を作るためには、筋肉量を増やして基礎代謝を上げる必要があります。
一昔前は成長期に筋肉をつけると身長が伸びなくなると言われ筋力トレーニングを控えるような考えもありましたが、適切なトレーニングを適度に行えばそんなことは全くありません。
最近ではむしろ子供こそ積極的に筋力トレーニングを行うべきとも言われています。
1.プランク
【目的】体幹全体の強化
【やり方】
両肘と両足で体を支え、肩の真下に肘がくるようにする
体を1本の柱のように真っ直ぐにする
その状態で20秒キープする
【ポイント】お尻が上がったり下がったりしないように注意する
2.アームレッグレイズ
【目的】体幹全体の強化
【やり方】
四つんばいの状態になる
その状態から右手(左手)と左足(右足)を上げる
3秒間キープし反対側も行う
これを5セット繰り返す
【ポイント】頭から腰までが真っ直ぐになるように注意する
3.サイドエルボーブリッジ
【目的】わき腹の筋力強化
【やり方】
横向きになり下側の肘と足で体を支える
体を1本の柱のように真っ直ぐにする
その状態で20秒キープする
同様に反対側も行う
【ポイント】難しい場合は上側の手を体に添わせるとバランスがとりやすくなる
4.ロールダウン
【目的】お腹の前面(腹直筋)の筋力強化
【やり方】
体育座りの状態になる
手を伸ばして前に出し、目線をへそに向ける
肩甲骨の下が床に着く寸前まで上体を後ろに倒す
倒しきったら元の位置まで上体を戻す
10回を目標に行う
【ポイント】上体を倒すときは10秒くらいかけてゆっくり倒すようにする
5.ヒップリフト
【目的】お尻と腰の筋力強化
【やり方】
仰向けの状態になる
膝を曲げて腰を持ち上げ、腕は床に着ける
肩から腰までを一直線する
その状態で20秒キープする
【ポイント】キープした状態から片足を上げると難易度が上がる
*回数等あくまで目安ですので、はじめは自分の出来る回数でOKです。
まとめ
今回「小児肥満」の記事を書こうと思ったキッカケは、小学3年生の娘がダイエットに興味をもったからです。
10歳ぐらいになれば、やっぱり女の子は体型を気にする様になるんだなぁと…成長を感じました。w
同じぐらいのお子さんをお持ちの方、参考にしてみて下さい。
今日は以上。