夏は脳梗塞に注意!?しっかりと予防しましょう。
みなさんこんにちは、奈良岡です。
今日は脳卒中の中でも暑い夏に1番多い「脳梗塞」についてまとめていきたいと思います。
脳梗塞は決してお年寄りだけがなる病気ではありませんよ。最近では、3.40代で脳梗塞を起こすケースが相次いでいて、「若年性脳梗塞」という言葉が生まれたぐらいですからね。しっかり理解を深めていきましょう。
目次
脳梗塞とは?
脳梗塞とは、脳の血管が突然詰まって、血流が途絶え、脳の神経細胞が死んでしまう病気です。脳の細胞は、突然血流が止まると数時間以内に完全に死んでしまい、再生は困難なため、一旦脳梗塞を起こすと重大な後遺症が残ったり、生命に関わることもあります。
脳梗塞には大きく分けて3種類があります。
<心原性脳梗塞>
心房細動などの不整脈が原因となり血栓が心臓から脳に流れて詰まる。
脳血管の動脈硬化が原因となる。
<ラクナ梗塞>
脳内の細い血管が閉塞する。
発症原因
脳梗塞の原因の大きなものとして、動脈硬化があります。動脈硬化とは、血管の内側の壁にコレステロールなどがたまるなどして血管が厚く硬くなり、血液の流れが悪くなってしまった状態のこと。この動脈硬化を促進させ血管に損傷を与える病気には、高血圧や脂質異常症(高脂血症)、さらに糖尿病や、心房細動などの心臓病があります。
そしてこれらの病気の原因となるものには、喫煙、飲酒、肥満、などがあります。日常生活の中にも危険因子はひそんでいるといえます。
症状
・片方の手足・顔半分の麻痺・しびれが起こる(手足のみ、顔のみの場合もあります)
・ロレツが回らない、言葉が出ない、他人の言うことが理解できない
・力はあるのに、立てない、歩けない、フラフラする
・片方の目が見えない、物が二つに見える、視野の半分が欠ける
・経験したことのない激しい頭痛がする
予防法
・飲酒を控える。
・禁煙
タバコを吸うと、血管が収縮し、血流が悪くなります。
・運動不足の解消
運動不足で筋肉が落ちると、基礎代謝が下がります。これにより肥満につながります。
・ストレスを溜めない
ストレスも血管を収縮させますので、自分なりのストレス発散方法を見つけましょう。
・しっかり水分をとる
最低でも夏場は1日2.5リットルは水分をとるようにした下さい。歳を重ねるにつれ、喉の渇きがわからなくなってくるので、時間を決めてしっかり摂取しましょう。
・しっかり食事をとる
必要な栄養をしっかり補給しないと、免疫力が下がります。免疫力が下がると、普通の人に比べて血栓が出来やすくなると言われています。
まとめ
少し前の話になりますが、西城秀樹さんが63歳という若さで亡くなられましたね。
秀樹さんが脳梗塞だとテレビで報じられたのは2回だけだったようですが、本当は闘病生活17年間のうち8回隠れ脳梗塞が見つかっていたと妻・みきさんの著書「蒼い空へ 夫、西城秀樹との18年」に綴られておりました。
丁度西城秀樹さんが亡くなられた時のニュースでも言っていましたが、脳梗塞の再発率は50%以上なのだそうです。
この記事を読まれている方のほとんどは脳梗塞にまだなられていない人だと思います。
しっかり予防をして、ならないようにしていきましょうね。
今日は以上。